過去の農林業インターンシップ(高知県土佐町開催)で、農業普及所の方が行ってくれた”農業塾”の内容を少しご紹介。
新規就農をお考えの方は是非ご覧ください!

                          
          目次
1.農業塾まとめ2.れいほく地域の概要と農業について
3.就農までの流れ4.JA土佐れいほく園芸部 米ナス農家
5.JA土佐れいほく花卉部会6.5年後の所得目標を立てよう!

農業塾まとめ

■新規就農時の収入について考える■

一番最初に作る品目には【ブランド野菜】や【推奨作物】を
土佐町では新たに就農する方に対し、一番最初に作る品目にはブランド野菜や推奨作物を選ぶことをお勧めしています。これらは生産技術が進み、また販売ルートも確立しているため、いち早く収入を確保できるからです。
特に米ナスと花卉(かき)農家は、平成30年より研修指導員としての許可も下り、実践研修農家先も増えるためおすすめとのこと。

れいほく地域の農業は【夏秋出荷】が主体
専業農家ならば、主な収益となる夏秋野菜の作物技術を身につけ、土壌的にどういった作物との兼ね合いが適しているのかを調べて、他の作物で年間収入の補填を考えます。地域の住民であれば土壌検査や生産アドバイスは、農業普及所に相談し無料で行ってもらえるそうです。
また、兼業農家として生計を立てるのであれば冬場が繁忙期の林業とは相性が良く、それ以外では、これまでの経験を活かした仕事やパートで副収入を得ることを考えましょう。
都会ほど多岐に渡った職種があるわけではないですが、意外と仕事はあるのです。

まずはメイン収入の農業で年間収入の主軸を作り、5年後の所得目標を立てよう!

というわけで、具体的な内容についてみていきましょう。

れいほく地域の概要と農業について


れいほく地域とは
高知県本山町・大豊町・土佐町・大川村の4町村のことを言います。四国の中央部、標高250m~900mの山間地に位置し夏場も冷涼な気候であることから「夏秋出荷主体」であり、温暖な地域との競争から抜きんでる強みの一つとなっています。

吉野川源流域の豊かな自然を活かした【環境保全型農業】※に取り組んでいます。

※環境保全型農業とは、地域の慣行(地域で従来から行われている方法)に比べて農薬や化学肥料の使用量を減らしたり、堆肥による土づくりを行うなど、環境に配慮した農業のことをいい、高知県土佐れいほく地域では“天敵昆虫”を使っての減農薬栽培の技術が進んでいます。

土佐町堆肥センター

土佐町では、積極的な益虫(えきちゅう)利用のほか、堆肥作りを行うなど地域全体の取り組みがあります。

大きな規模の堆肥センターがあり、農家からでる家畜の糞や、野菜のクズ等が集められ、約2週間ほどで堆肥に変わります。堆肥センターで直接堆肥を購入することが可能です。
土佐町では「土佐あかうし」の畜産業も生産規模を拡大中。その廃棄物が堆肥となり、同じ土佐町の畑で使用されるという、まさに理想的な循環がなされています。

作物を作るために、まずは土作り!
農業普及所で土作りのアドバイスをもらい、どれぐらいの堆肥が必要か判断してもらうのですが、この堆肥センターのおかげで土佐町では堆肥代が非常に安く、土壌改良にかかる費用が少なくて済むわけです。
土作りはおいしい野菜を作るのに欠かせない大切な作業ですから、この費用を抑えられるのはおすすめできる1つのポイントと言えそうです。

農業のスタイル

兼業農家スタートのススメ
中山間地域の農業スタイルとしては兼業農家が多く、
山間部の棚田を活かした水稲、夏秋野菜、傾斜園地での果樹、花卉、畜産等の複合経営が主体となっています。

農産物のブランド化
・「れいほく八菜」(野菜)や「八花」(花卉)、「土佐天空の郷」(米)など、れいほく地域が得意とする農産物をブランド化。

【れいほく八菜】
環境、気候、土を考慮し、選びだされた8種の野菜。
米ナス、スナップエンドウ、ほうれん草、トマト、ミニトマト、赤ピーマン、彩りピーマン、ししとう



【れいほく八花】
ロータスリリー・ノーブル、ユリ(オリエンタル系)、トルコギキョウなど。



就農までの流れ

U・Iターン ※独立・自営就農の他、兼業、雇用就農も可能



U・Ⅰターンとは…
「Uターン」: 地方で生まれ育った人が、都心で働いた後に再び、自分の出身地に戻って働くことを言います。
「Ⅰターン」: 生まれ育った地元以外で就職することで、特に首都圏で生まれ育った人が、地方に移住して就職することを指します。

JA土佐れいほく園芸部 米ナス農家

米ナス

ヘタが緑色。大型で全体的に丸みがあり、果肉が詰まっています。
普通のナスに比べると身がしまりクリーミーな食感で洋食、和食、中華など様々な料理に合います。
JA土佐れいほくの米ナスは品質もよく高い評価を受けています。


農家実践研修

〇JA土佐れいほく園芸部 米ナス作りの匠が技術を伝授します!

受入農家さんと一緒に日々栽培管理を学びます。
部会員同士の技術を磨くため、ほぼ毎月現地検討会・研修会・視察研修が行われます。
ベテランも新人もよきライバル!


1年の簡易スケジュール


就農モデル例3パターン



高知県 れいほく地域では米ナス農家を募集しています!(土佐町若干名)

こんな方に来てもらいたい!
健康で農業に積極的に取り組む意欲のある方
土佐町に居住し、地域の共同作業などに積極的に参加できる方
就農について家族の理解や協力が得られる方
1年程度の生活費と就農のための準備金が必要です
JA土佐れいほく園芸部米ナス部会で一緒にがんばりましょう!

<問い合わせ先>
JA土佐れいほく園芸部事務局(営農販売課)Tel:0887-82-2803
土佐町産業振興課 Tel:0887-82-2450

JA土佐れいほく花卉部会

ユリのオリジナル品種「ロータスリリー・ノーブル」をはじめ、数種類の花を組み合わせて販売しています。

「ロータスリリー・ノーブル」

ロータスリリー・ノーブルは世界でもJA土佐れいほく花卉部会だけで生産・出荷されていて、八重で淡いミントグリーンのすがすがしい花色が特徴。他のユリ類と違って、開花状態で出荷します。



技術向上に向けての活動

現地検討会、市場からの視察の受け入れや研修、県内他産地との交流が年に何度も行われ、技術の向上に仲間で取り組んでいます。
研修中から参加することが可能です。
研修中から就農後までJA・県農業改良普及所が技術習得を支援します!


1年の簡易スケジュール


就農モデル例

注:収量や販売額は変動があります。売上、経費はあくまで目安です。
  ハウス・機械の経費は中古利用、新規購入によって異なります。リースや作業受託はご相談ください。
  就農5年目の目標であり、所得を保証するものではありません。

●就農5年目 所得目標 250万以上(15a / 1人)
<ノーブルの経営例>(10aあたりの収支)
〇粗利益 約830万円 植付本数25,500本×2作 収量 約46,000本 単価 180円/本
〇経費  約545万円 種苗費(球根養成の経費):150万円
     肥料・農薬:15万円
     出荷経費:230万円
     諸材料費等:30万円
     動力光熱費:120万円
〇労働時間:約2,000時間


●就農5年目 所得目標 250万以上(15a / 1人)
<オリエンタル系ユリの経営例>(10aあたりの収支)
〇粗利益 約650万円 収量 26,000本 平均単価 250円/本
〇経費  約450万円~
 種苗費:170万円
 肥料・農薬費:30万円
 資材等出荷費用:75万円
 動力光熱費:55万円
 減価償却費・その他:120万~(ハウス、トラクター、管理機等)
 ※中古ハウス・機械の利用、機械リース利用や作業委託も可能

高知県れいほく地域で花農家になりませんか!(募集 若干名)

こんな方にきてもらいたい!
健康で農業に積極的に取り組む意欲のある方
大川村に居住し、地域の取組に協力できる方
就農について家族の理解や協力が得られる方
農業は日々勉強です。常に新しい技術や情報を取り入れることに努力を惜しまない方
「土佐れいほくConfidence Flower」で一緒にがんばりましょう!

<問い合わせ先>
JA土佐れいほく営農販売課 Tel:0887-82-2803
土佐町地域担い手総合支援協議会(事務局:役場産業振興課)Tel:0887-82-2450

5年後の所得目標を立てよう!

まずは農業で年間の収入の主軸を作る!
・就農スタート時は特に必要な設備などにお金がかかるため、年間所得目標100万~と少しハードルを下げた数値を設定しておき、徐々に収益を上げる。
・5年目250万↑を目指すために、具体的な作目・圃場面積・栽培期間等の計画をたてる。

地域の住民であれば、農業普及所で土壌検査や生産アドバイスの相談を無料で受ける事ができるので上手に活用しましょう。また、新規就農には色々な補助金制度があります。地域によっても新規就農を支援する制度は様々ですので、自分の場合どのような補助制度を利用できるのか、たくさん相談することが大切です。

いかがでしたでしょうか?
就農5年目に年間所得250万を目指すのは、あくまでも1つの目標。目標は高く!


▼おむすビーズが高知県土佐町でおこなう「農業インターンシップ」についてはこちら▼
https://www.inaka-start.com/support/step/farming.html

▼土佐町をもっと知りたい方はこちら▼
  高知県土佐町公式ホームページ

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